今の仕事に将来の不安を感じ、安定した介護業界への転職を考えているものの、「40代、50代で未経験だと雇ってもらえないのでは？」「体力が続くか心配」と、あと一歩が踏み出せずにいませんか？
結論から申し上げますと、40代・50代の未経験者が介護職へ転職することは十分に可能であり、むしろ現場ではその「人生経験」が歓迎される傾向にあります。
この記事では、なぜ多くのミドル世代が介護職への転職を選ぶのかという動機に焦点を当て、失敗しない転職のために準備すべき「資格（実務者研修）」の重要性について解説します。
この記事のまとめ
- 転職の可能性：有効求人倍率が高く、40代・50代の社会経験が評価されるため、未経験でも採用されやすい環境です。
- 主な転職理由：将来的な安定、社会貢献、家族の介護経験を活かしたい、という動機がミドル世代に特に多く見られます。
- 成功の鍵：いきなり就職するのではなく、「実務者研修」等の資格を取得してから就職することで、給与や待遇面での不利を防ぎ、自信を持ってスタートできます。
1. 40代・50代未経験でも介護職に転職できる「3つの明確な理由」
「年齢がネックになるのではないか」という不安をお持ちの方が多いですが、介護業界の現状は少し異なります。以下の理由から、ミドル世代の採用は非常に活発です。
① 採用側が「社会経験」を高く評価している
若い世代にはまだ備わっていない、長年の社会人経験で培った「接遇マナー」や「コミュニケーション能力」は、即戦力として期待されています。特に、挨拶や丁寧な言葉遣い、トラブル時の冷静な対応力は、介護技術と同じくらい、あるいはそれ以上に重要なスキルです。
② 利用者様との距離が縮まりやすい
介護サービスの利用者様は高齢者が中心です。20代の職員よりも、40代・50代の職員の方が共通の話題（昭和の出来事、歌謡曲、地域の歴史など）が多く、会話が弾みやすいのです。「あなたがいると安心する」と言われることも多く、それが大きなやりがいにつながります。
③ 介護業界自体の平均年齢が高い
介護労働安定センターの調査などでもわかる通り、介護職員の平均年齢は上昇傾向にあり、40代・50代は決して「高齢」ではありません。現場では主力選手として活躍している世代であり、同年代の仲間も多いため、馴染みやすい環境といえます。
2. 40代・50代が介護職を選ぶ「主な転職理由（動機）」
ミドル世代が新しいキャリアとして介護職を選ぶ背景には、前職とは異なる、人生の後半戦を見据えた明確な動機が存在します。
動機① 景気に左右されない「将来的な安定」
異業種から転職する方々にとって、介護職は「景気に左右されにくい」「今後も需要が増し続ける」という雇用の安定性が最大の魅力です。資格を取得すれば、全国どこでも通用するスキルとなり、長く働き続けられる安心感があります。
動機② 誰かの役に立つ「社会貢献性の高さ」
「これまで稼ぐために働いてきたが、これからは人の役に立ちたい」と考える方が増えています。介護職は、自分の働きが利用者様の生活の質（QOL）向上に直結するため、仕事の意義ややりがいを実感しやすい職業です。
動機③ 家族の介護経験を「プロの知識」にしたい
親の介護を経験し、その経験を仕事として活かしたい、あるいは我流の介護に不安を感じたため、体系的な知識と技術を学びたいという動機も多く見られます。この動機を持つ方は、介護への理解が深いため、学習意欲が非常に高い傾向があります。
3. ただし「体力」と「プライド」には注意が必要
転職は可能ですが、長く働き続けるためには、あらかじめ覚悟し、対策しておくべき点もあります。
体力面への配慮：力任せにしない
身体介護は腰や膝への負担がかかることがあります。しかし、これは「ボディメカニクス（身体の動きの原理）」という技術をスクールで正しく学べば、負担を大幅に軽減できます。「力」ではなく「技術」で介護を行うことが、自分の体を守る唯一の方法です。
「新人」として学ぶ謙虚さ：プライドのコントロール
前職で役職についていた方でも、介護現場では「新人」です。年下の先輩から指導を受ける場面も多々あります。ここで過去の地位にとらわれず、「教えてください」と素直に頭を下げられるかが成功の分かれ道です。謙虚な姿勢さえあれば、年下の先輩たちも丁寧に教えてくれますし、あなたの社会経験を尊重してくれるようになります。
4. 採用担当が教えるマル秘良い人材
採用業務担当として多くの方と関わり、４０代、５０代の方を採用してきました。そんな私が教える、印象が良かったか方この人です！
自分の経験を活かすことができる方
どんな職歴でも立派な経験です。その経験の中で培ってきたものを、活かせる方は力を発揮できます。例えば、飲食で働いている方は、接遇と、コミュニケーション力、主婦の方は、細かい気遣いなどです。あなたが持っている、経験は貴重なのです。
報連相ができる方
困ったこと、大変な時、相談ができるのは強みです。若い子では無理をしてしまう子、相談ができない子も多く感じます。しかし、ミドル世代の方は、手に余ることが理解できる社会経験があります。立派な強みです。もし、報連相が苦手な方もこの機会に心がけることをおすすめします。
5. 成功率を高めるなら「資格取得」が最短ルート
未経験でいきなり現場に飛び込むことも可能ですが、より良い条件（給与・待遇）で採用され、早期離職を防ぐためには、就職前に資格を取得することを強くお勧めします。
資格取得のメリット
- 採用率アップ：「学ぶ意欲がある」と判断され、選考で非常に有利になります。
- 現場での不安解消：現場に出る前に正しい知識と技術（身体の使い方など）を学べるため、「何もわからない」というストレスが減ります。
- 給与への反映：無資格者と有資格者では、初任給や資格手当に明確な差がつきます。
特に、「介護職員実務者研修」は、基礎から応用まで幅広く学べ、将来の国家資格（介護福祉士）取得にも直結するため、セカンドキャリアの土台として最適です。
6. 働きながらでも無理なく資格は取れる？
今の仕事を続けながら、あるいは求職活動をしながら資格を取ることは可能です。スクール選びの際は、以下のポイントを確認しましょう。
Check 1. 振替受講ができるか
急な用事や体調不良時に授業を振り替えられる制度があるか確認しましょう。
Check 2. 通学日数が適切か
当スクールのように、演習日数がコンパクトにまとめられているか（通学はわずか8日間など）を確認しましょう。
Check 3. 就職サポートがあるか
資格取得後に、地元の求人紹介や相談に乗ってくれるかも重要です。篠原介護スクールでは、お仕事をされている方でも通いやすいスケジュール設定と、現場経験豊富な講師による「生きた授業」を提供しています。また、併設の病院や施設への就職相談も可能です。
三鷹・調布・国分寺・東京で実務者研修をお探しの方へ
篠原介護スクールは、東京都（三鷹市・調布市・国分寺市・小金井市・武蔵野市など）にお住まいの40代・50代の方が数多く受講されている地域密着型のスクールです。
大手スクールとは異なり、地元の優良な介護施設や病院との繋がりが深く、資格取得後の就職サポートも手厚く行っています。「実務者研修」を取得し、住み慣れた地域で第二のキャリアをスタートさせませんか？
【当スクールへのアクセス】
JR三鷹駅 南口よりバスで約10分。「篠原病院入口」下車すぐ。
※「調布駅」や「吉祥寺駅」からもバス一本でアクセス可能です。
※お車での通学も可能です（受講生用駐車場あり／無料）。
あなたの人生経験が、誰かの支えになります
「もう遅い」ということはありません。あなたのこれまでの人生経験、そして「誰かの役に立ちたい」という純粋な動機は、介護の現場では「優しさ」や「強さ」として活かされます。
まずは、最初の一歩として「実務者研修」の内容を知ることから始めてみませんか？あなたの新しい挑戦を、私たちが全力でサポートいたします！