はじめに:あと数点、必ず伸びます!
試験日が近づくと、「今の知識で足りるのだろうか?」「時間が足りなくなったらどうしよう…」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
こんにちは。介護スクール講師であり、現役の介護福祉士です。
もし、まだ体調管理や当日の持ち物に不安がある方は、まずこちらの記事で準備を整えてください。
準備編 📝準備ができたら、次は「本番でいかに点数を落とさないか」という“戦い方”の話をしましょう。
実は、不合格の原因の多くは「知識不足」だけではありません。本番の緊張による読み間違え(ケアレスミス)や時間配分ミスが、合否を左右する大きな要因なのです。
この記事では、「ミスをゼロにして余裕を持って完走するための実践テクニック」を具体的に解説します。これを読めば、あなたの知識を120%得点に変えることができます。
1. 1点も落とさない!「読み間違え」を物理的に防ぐ4つの鉄則
試験当日の極度の緊張の中では、普段ならしないミスが起こります。それを防ぐには、意識ではなく「手の動き」でミスをブロックするのがポイントです。
① 語尾を「記号」で可視化する
「適切なもの」「適切でないもの」の取り違え防止に絶大な効果があります。
- 「適切なもの」→ 文末に ○
- 「適切でないもの」→ 文末に ×
頭の中で唱えるのではなく、紙に書くことで視覚的に固定され、ミスを物理的に防ぎます。
② 選択肢は「指差し確認」で読む
目で追うだけでは、脳が自動で単語を補完して読み飛ばす危険があります。鉛筆の先で文字をなぞりながら読むことで、「〜のみ」「〜ではない」などの引っかけワードの見落としを防止。
③ 「主語」にアンダーラインを引く
事例問題では、「誰の視点か」を取り違えるミスが頻発します。「Aさん」「家族」「介護福祉士」など主語に線を引くだけで、解答の方向性が安定します。
④ 「誤り」には×印をつけて消去法で
正解に見える選択肢があっても、他も確認。間違っている箇所(例:×期間、×主体)をメモしておくと、論理的に正解を導けます。
2. 焦らず速く解くための「時間配分術」
「書き込んでいたら時間が足りなくなるのでは?」と不安に思う方もいますが、実はその逆。
正しく書き込みながら解いたほうが、結果的に速くなります。
なぜ「急がば回れ」なのか
最も時間をロスするのは、「迷い」と「二度読み」です。最初に印をつけておけば、「これ正しいものだったっけ?」と戻る必要がなくなり、全体で20分以上の余裕が生まれます。
ルール①:知識問題は30秒で即決
「社会の理解」などの暗記系科目は、30秒考えて出なければ次へ進みましょう。時間をかけるより、浮いた時間を事例問題に回す方が得点効率が高いです。
ルール②:魔の「3分停止」を避ける
1問に3分以上かけて立ち止まるのはNG。分からない問題には「?」を書き、仮マークして次へ進む。(空欄はマークズレの原因になるため厳禁)
ルール③:鉛筆は「置かない」&「先を丸く」
- 鉛筆を机に置かない: 常に持ったまま読む・なぞる・マークするの動作を一連で。
- 先を少し丸くする: 尖りすぎると塗るのに時間がかかり、芯も折れやすい。
使い慣れた丸めの鉛筆で、一気に塗れるようにしておきましょう。
読み方のリズムと時間の使い方を整えることで、焦りを感じず、落ち着いて解答できるようになります。
3. 長文「事例問題」で集中力を切らさないコツ
介護福祉士試験は午前・午後あわせて全125問。中でも長文の事例問題が多く、集中力を消耗します。
事例問題では登場人物や状況を整理する力が必要です。ここで集中が切れると、簡単な問題まで落としてしまうことがあります。
コツ①:冒頭の「設定文」で主語をつかむ
「誰が」「どこで」「どんな状況で」行動しているのかを、最初の3行で把握しておきましょう。
コツ②:段落ごとに「要点」を一言メモ
たとえば、「家族→不安」「本人→拒否」「職員→説明不足」など、感情や立場をメモすると、選択肢を読むときに混乱しません。
コツ③:難問が来たら一呼吸
分からない問題が続いたら、軽く深呼吸をしてリセット。焦って読むより、一度落ち着くことで次の問題でリズムを取り戻せます。
4. 試験中に焦った時の「緊急対処法」
もし試験中に頭が真っ白になったら、この言葉を思い出してください。
「あなたが難しいと思う問題は、周りもみんな難しい」
介護福祉士試験は相対評価ではなく、基準点(約60%)を超えれば合格です。難問で焦らず、「取れる問題」を確実に取ることが何より大切です。
迷ったら「介護の倫理」に立ち返る
- 利用者主体か?
- 自立支援になっているか?
- 個人の尊厳を守っているか?
この3点を満たす選択肢が、正答である確率は非常に高いです。
あわせて読みたい 💡私の体験談:焦りそうになったときは「落ち着いて」で大丈夫
私自身、初めての受験のとき、試験途中で退席する人を見て焦りました。「もう終わったの?」「自分は遅いのかも」と思った瞬間、集中が途切れたのを覚えています。
でも今振り返ると、気にしなくてよかったのです。途中退席はただ「自分のペースで終えた」だけ。焦る必要はありません。
これから受験する皆さんも、もしそんな場面に出会っても、「こういうこともある」と受け流して、落ち着いて自分のペースを守ってください。それだけで集中力が戻り、ミスを防ぐことができます。
まとめ:実務経験が3年あるあなたは、すでに「プロ」です
ここまで読んでくださったあなたなら、もう大丈夫です。
介護福祉士試験は、知識だけではなく、あなたが現場で培ってきた観察力・判断力・思いやりを問う試験です。
「書き込み」と「時間配分」さえ意識すれば、あなたの力は100%、いや120%発揮されます。
焦りや不安を感じても、それは本気で頑張ってきた証拠。途中で退席する人がいても、「こういうこともある」と落ち着いてください。
あなたはすでに、利用者さんに寄り添って働く“介護のプロ”です。どうか自信を持って、堂々と試験に臨んでください。あなたの努力は必ず報われます。
心から、あなたの合格を応援しています。
