【第38回 介護福祉士試験】介護の基本・第6問|行動援護ほか4サービスの選び分け
第38回(令和7年度)介護福祉士国家試験「介護の基本」領域の第6問を解説します。事例から手がかりを拾い、行動援護や同行援護など各サービスの対象と目的を正しく見極める解き方を学びます。
第38回 介護福祉士国家試験 <介護の基本> 第6問
📝 事例の条件(出題情報)
- 対象者: Aさん(51歳・男性)、障害支援区分5、知的障害あり
- 生活状況: 共同生活援助(グループホーム)で暮らし、日中は生活介護で軽作業を行っている
- 特性と困りごと: タオルに強いこだわりがあり、なじみの店で自分が選んだものしか使わない
- 経緯: これまで両親と買いに行っていたが、両親が高齢になり同行できなくなった
- 相談内容: サービス管理責任者に、「いつもの店で本人に選ばせたい。良いサービスはないか」と両親から相談があった
サービスの選択肢
- 同行援護
- 自立訓練(機能訓練)
- 自発的活動支援
- 自立生活援助
- 行動援護
💡 解き方:事例から3つの手がかりを拾う
選択肢のサービス名を覚えていても、事例の人物像を読み落とすと迷ってしまいます。次の3点を事例文から抜き出し、各サービスの対象・目的と照合しましょう。
- どんな障害か
- どんな特性があり、何に困っているか
- どの場面で、どんな支援が求められているか
Aさんに当てはめる
| 手がかり | 事例の該当箇所 |
|---|---|
| 障害の種類 | 知的障害(障害支援区分5) |
| 特性・困りごと | タオルへの強いこだわり。選ぶ店・物が決まっている |
| 場面と必要な支援 | なじみの店への外出と買物。特性を理解した支援者が必要 |
正解:5(行動援護)
上記の3点は、行動援護の対象像と支援内容(こだわりのある知的障害のある人の外出支援)に重なります。したがって、「本人が買物に行けるように、行動援護を勧める」(選択肢5)が最も適切な助言となります。
❌ 他の4サービスが外れる理由
| サービス名(選択肢) | 外れる理由 |
|---|---|
| 選択肢1:同行援護 | 対象は主に視覚障害のある人です。Aさんは知的障害であり、設問の「移動への不安」は理由づけとして合致しません。 |
| 選択肢2:自立訓練(機能訓練) | 目的は身体機能の維持・向上(身体的なリハビリ等)です。買物の同行支援ではありません。 |
| 選択肢3:自発的活動支援 | 障害者・家族・地域住民などが自発的に行うボランティア等の活動を支える仕組みであり、個人の外出同行を指すものではありません。 |
| 選択肢4:自立生活援助 | 施設等から一人暮らしに移行した直後の人への定期訪問・相談が中心です。Aさんはグループホームで生活中で、外出の同行が主目的でもありません。 |
📌 試験対策の覚え方
「知的障害 + こだわり・パニック + 外出」の組み合わせは【行動援護】
このように要件をセットで覚えましょう。また、対比として「視覚障害の外出 = 同行援護」と対にしておくと、本番で似た名前のサービスに混同しにくくなります。
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