【お役立ち】介護福祉士国家試験が変わる!パート合格とは?

介護福祉士国家試験が変わる!パート合格で働きながら資格取得を目指そう | 篠原介護スクール

介護福祉士国家試験が変わる!
パート合格で働きながら資格取得を目指そう

「介護福祉士になりたい!」と考えている皆さん、仕事と勉強の両立は大きな課題ですよね。実は、そんな皆さんを応援するために、介護福祉士の国家試験が変わります。

2025年度(令和7年度)に行われる第38回国家試験から、「パート合格」という新しい仕組みが導入されます。これによって、一人ひとりの状況に合わせて、自分のペースで学習を進めやすくなります。

パート合格とは?

これまでの国家試験は、すべての科目に合格しなければ不合格でした。もし1科目でも不合格になると、次の年にはまたすべての科目を最初から受け直す必要がありました。

新しい「パート合格」の仕組みでは、試験科目が3つのパート(A・B・C)に分かれます。この3つのパートのうち、合格できたパートは、最長で2年間、試験が免除になります。

たとえば、今年の試験でAパートだけ合格したとします。その場合、次の年の試験では、不合格だったBパートとCパートの勉強に集中することができます。そして、合格したAパートは、試験を受ける必要がなくなります。不合格だったパートに合格すれば、晴れて介護福祉士の資格を取得できます。

試験の分割パターン

介護福祉士の国家試験は、以下の3つのパートに分かれます。

  • Aパート: 人間の尊厳と自立、介護の基本、社会の理解、人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術、生活支援技術
  • Bパート: こころとからだのしくみ、発達と老化の理解、認知症の理解、障害の理解、医療的ケア
  • Cパート: 介護過程、総合問題

新制度のポイント

  • 有効期限は最長2年間
    合格したパートは、試験を受けた年の翌々年まで有効です。有効期間内に合格したパートを再度受験して合格すれば、有効期限が延長されます。
  • 一部合格では介護福祉士にはなれない
    一部のパートに合格しただけでは、「介護福祉士」にはなれません。すべてのパートに合格してはじめて、介護福祉士の資格が取得できます。
  • 合格発表について
    パートごとの合格率は公表されません。これまで通り国家試験合格者(全パート合格者)のみの合格率が公表されます。
  • 受験方法
    初回受験時は全員が全パートを受験します。再受験時は、不合格パートの受験が必須です。再受験時に、すでに合格したパートを再度受験するかどうかは、受験者が選択できます。

介護の資格取得を目指す皆さんへ

この新しい「パート合格」制度は、介護福祉士を目指す皆さんにとって、大きなチャンスです。登校では、専門的な知識と実践的なスキルを同時に習得できます。この機会に、資格取得への一歩を踏み出してみませんか?

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